5週分たまってたサンデーの消化にあたったのですが、これが意外と時間くったので、もうためるのはよそうと思いました。あたし漫画読むの遅いのよねorz
JSB!出張版に2点うpしました。
APHでは初合作?かもしれません。まああたしが得しただけなんですけどね!
昨日から妄想していたパン屋仏×学生英をしんぼうたまらずちょろっと書いてみました。
これ書きたいとこだけ書いたらちゃんとうpします。英断!
とりあえず書いたものだけたたんで置いておきます。ほんと中途半端ね。
うう、おなか痛いのでこれにて。
パリ、カルチエ・ラタンの外れにある小洒落たパン屋――トリアノン。
フランスの国旗でもあるトリコロールカラーが目を引く外装に、ガラス細工や小動物の小物など可愛らしい装飾品が立ち並ぶ店内。毎朝、開店と同時に焼き上がるパンの香ばしい匂いが小道を漂わせては、通り掛る人を魅了する。それに加え、値段がリーズナブルなこともあり、この近辺の学生達の間でも人気があった。
パリ大学へ通う学生――アーサー・カークランドも、トリアノンへあしげなく通ううちの一人だ。毎朝、ここのパンを買ってからキャンパスへ向かうのが日課と化し、早半年。
カランカラン、と控えめに鳴る扉の音を聞くと、心臓の音まで一緒になって鳴り出すようになったのは三ヶ月前から。その理由はもう分かっていた。
「いらっしゃいませ」
入り口を潜ると、パンの匂いと共に現れたやわらかそうなブロンドを揺らす男。そのやさしく甘い声に誘われ、アーサーは今日もベルに次いで心臓の音を鳴らすのだった。
大学に入り、イギリスからパリへ留学しているアーサーは、学生寮に入ることもなくパリ郊外でひとり暮らしをしていた。元々勤勉なアーサーは、パリにやってきてからも生活習慣を変えることなく一日の大半を勉強に費やす。周囲の期待もあるのだけれど、そんなものはアーサーにとってはこれといって問題視にはならなかった。
息抜きもたいして必要としてはいなかったが、アフタヌーンティーだけは別。英国人としてこれだけは欠かせない。そして今はあの店――トリアノンに通うことがなによりアーサーの息抜きとなっていた。
平日でもたまに行く休日でも、いつでも店にいる男。最初の頃の印象はそんなものだった。通い始めたのだって、毎週火曜日に置かれる新商品がお目当てであり、それ以上でもそれ以下でもない。純粋に店のパンに惚れていたのだ。
そう、あの日までは。
「ごめんねぇ。今日はそのパン、もう売り切れちゃったんだ」
「あらぁ、残念。フランシスの新作楽しみにしてたのに」
「んー、どうしてもこの時間だとね」
この店に通い出してから一ヶ月。今日は帰ってから甘いものが食べたくなり、アーサーは大学が終わってからもう一度トリアノンへ寄った。そこでいつもいる男の名を初めて知る。
(ふーん。フランシスって言うのか、アイツ)
ロングヘアの綺麗な女性と話す男――フランシスに、アーサーは軽薄そうなイメージしか持っていなかった。